予 防 接 種

予防接種の予約について

令和6年9月1日よりネット予約となりました。

以下のURLにアクセスいただくと、登録画面に切り替わります。

既に診察券をお持ちの方は、メールアドレスの登録をすれば、
診察券番号と誕生日の入力で予約へ進めます。

新規の方も、ご予約の流れに沿って登録ください。

※平塚市以外の方は電話予約のみとさせていただきます。
※持ち物(母子手帳、事前に記載した予診票)
※24時間以内に発熱のあった方、院内の検温で37.5度を超えている方は接種できません。経過によりますが、1週間程度延期して下さい。
※熱性けいれんを起こされた方は、2週間以上空けてご予約下さい。

▼ご予約の流れ

① QRコードまたはURLからアクセス
下記のURLまたはQRコードからアクセスすると予約をお取りできます。


https://www.shujii.com/0463243880/i/

② ご利用登録
初めてのご予約の方はご利用登録を行なってください。
※すでに登録済みの方はSTEP3へお進みください。
③ 希望のメニューを選択
希望のメニューをご選択ください。
④ 予約内容を選択
診察券番号+誕生日4桁(月日)を入力し予約内容をご選択ください。
⑤ 希望日時を選択
予防接種を行いたい希望日時をご選択ください。
⑥ 予約完了
予約完了となります。
※急患等により接種時間が遅れる場合がございますが、予約した時刻の5分前までには必ずご来院ください。

はじめての予防注射

生後2ヶ月になったらワクチンデビューです!

乳児は感染症に対する免疫が未熟なので、早くワクチン接種を始めて、細菌やウィルスから守ってあげなければなりません。

日本小児科学会が推奨する最新のスケジュールはこれ
特に、0歳の予防接種スケジュールはこれ

それにしても複雑です。まずは「小児用肺炎球菌ワクチン」と「ロタ」と「B型肝炎」と「5種混合」の4種類の同時接種で始めましょう。

同時接種について

ここ数年、WHOが推奨するワクチンが次々と日本でも認可され、ほとんどの市町村で公費で接種できるようになりました。

特に0歳児には早期に接種したいワクチンが多くあります。

そのため数種類のワクチンを同時接種(欧米ではあたりまえの事です)することで効率のいいスケジュールをたてることができます。

私も同時接種に問題はないと考えていますが、毎週来院してでも個別の接種をご希望の方はお申し出下さい。

一緒にスケジュールを考えましょう。

ヒブワクチン

細菌性髄膜炎などのヒブ(Hib)感染症を予防します。平成25年度から定期接種になりました。令和6年4月から4種混合に加わり、5種混合となりました。生後2ヶ月になったら始めましょう。

小児用肺炎球菌ワクチン

細菌性髄膜炎などの肺炎球菌感染症を予防します。
生後2ヶ月になったら始めましょう。 3〜8週間隔で3回、1歳過ぎに1回追加接種します。平成25年度から定期接種になりました。平成25年11月に7価のワクチン(プレベナー7)から13価のワクチン(プレベナー13)へ、令和6年4月より15価のワクチン(バクニュバンス)へ切り替わりました。さらに令和6年10月から20価のワクチン(プレベナー20)が登場しました。15価で接種開始した児は引き続き15価で継続します。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎(肝硬変、肝臓がん)を予防します。世界のほとんどの国で定期接種となっています。生後2ヶ月から5種混合、小児用肺炎球菌と同時接種がお勧めですが、何歳になってからでも接種できます。4週間隔で2回、その約5ヶ月後に1回、計3回接種します。平成28年の10月より定期接種になり無料化されました。平成28年4月1日以降に生まれた子が対象です。それ以前に生まれた方は、平塚市は市からの援助がなく1回5000円です。

ロタウィルスワクチン

ロタウィルスによる胃腸炎を予防できるワクチンです。1価のGSK社の「ロタリックス」、5価のMSD社の「ロタテック」と2種類あります。当院では、平成25年4月より、「ロタテック」を接種しています。生後6週から32週の間に、4週以上の間隔で3回内服します。1回目は必ず15週(できれば12週)までに内服しましょう。他のワクチンとの同時接種が可能です。令和2年8月1日以降に生まれたお子様は、10月1日より定期接種(無料)となりました。

5種混合・4種混合・2種混合ワクチン

4種混合(DPT-IPV)はジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの混合ワクチンで、5種混合はさらにヒブが加わったものです。5種混合は令和6年4月に導入されました。生後2ヶ月から、3〜8週間隔で3回、約1年後に4回目を接種します。4種混合の途中から5種混合に切り替える事はできません。 2種混合(DT)はジフテリア・破傷風の混合ワクチンです。11歳〜13歳未満に1回接種します。

麻しん風疹混合ワクチン(MRワクチン)

1歳児と年長児の2回接種するワクチンです。現在ワクチンの出荷制限の状態が続いており、順番待ちとなっています。ネット予約からは選択できませんので、電話でお問い合わせください。

水痘ワクチン

水痘(水ぼうそう)を予防するワクチンです。
日本では接種率が低いので、保育園や幼稚園で流行します。

水痘にかかっている子と接触した場合、2日以内にワクチンを接種すれば、発症を防ぐか、軽く済みますが、流行時は間に合わない事がおおいですので、1歳を過ぎたら接種して下さい。

1回の接種では予防が十分ではなく、接種後3ヶ月以降に2回目の接種をすると十分な抗体ができます。
水痘の2回接種法は諸外国では標準です。

平成26年10月より定期接種となり、1〜2歳の方で予防接種をまだしていない方は2回無料で接種できるようになりました。

それ以外の方は、当院では1回7500円です。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)を予防するワクチンです。

自然感染すると、無菌性髄膜炎、ムンプス難聴、不妊など厄介な合併症があるのでワクチンで予防して下さい。

1歳になったら1回目、年長時に2回目を接種するといいでしょう。
麻しん風疹の2回目と同時接種もお勧めです。

平塚市は市の援助がないので、当院では1回、4500円です。

日本脳炎ワクチン

1期は3歳になったら接種しましょう。7歳半未満まで公費無料となります。2期は9歳〜13歳未満で接種します。

子宮頸がんの予防ワクチン

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。HPVワクチンにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチン(シルガード)はこのうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のHPVの感染を予防することができます。
小学校6年生〜高校1年生の女子が対象で、公費無料です。1回目の接種を15歳になる前に打てば計2回の接種、1回目の接種が15歳以上の場合は計3回接種となります。接種部位の痛みやめまいなどの副反応が起きる可能性もあるため、接種後15分間院内で待機していただきます。平成9年度~平成19年度生まれの女性でワクチンの接種機会を逃した方もキャッチアップ制度で令和7年3月まで無料接種できます。初回接種は令和6年11月末までに接種ください。

インフルエンザ

例年9月1日から予約を開始しています。接種料金は、6ヶ月〜3歳未満の方は3000円、3歳以上は3500円となります。13歳未満は2回接種が原則です。ご家族皆さんでの接種もできますので、予約ページの詳細をご覧ください。

フルミスト

菊池小児科では、平成26年度の秋より、鼻噴霧式(経鼻式)インフルエンザ生ワクチン「フルミスト」を個人輸入して接種を始めました。

アメリカでは2003年から、欧州では2011年から認可され使用されています。

2024年度からついに日本でも認可され、日本の製薬会社が輸入して販売開始しました。国内承認に伴い、対象年齢が2歳から18歳までとなりました。昨年まで接種していた19歳から49歳の方には申し訳ありませんが当面の間、接種は見合わせます。
※令和6年度は80人分用意できます。

▼普通の注射による国産インフルエンザ不活化ワクチンとの違いは?

1)鼻にスプレーするだけなので痛くない。
2)インフルエンザウィルスが侵入する鼻腔に直接免疫をつけるので予防効果が高い。
3)生ワクチンなので、細胞性免疫も作るため、流行株とワクチン株が違った場合でも効果がある。
4)4種類のウィルス株(A型2種類、B型2種類)が入っている。国産のワクチンは3価でしたが、平成27年から4価になっています。
5)有効期間が長く、翌年の夏まで有効。
6)接種対象年齢は、2歳以上19歳未満。
7)特に2歳〜7歳で効果が高い。
8)接種回数は、ほとんどの方は1回。9歳未満でインフルエンザにかかったこともワクチン接種もしたことがない方は1ヶ月間隔で2回必要です。


▼どんな人におすすめ?

持病のない健康な子供で、不活化ワクチンをしても毎年かかってしまう人。
注射の痛みに敏感な人。
受験生。
国産のワクチンとの同時接種で完璧です。

▼接種できない人は?

2歳未満と19歳以上の方。
1年以内に喘息発作のあった方。(※治療して管理良好であれば接種可にしています)
免疫不全患者や抗がん剤治療をうけている方、またそういう患者さんをケアや介護している方。
心臓呼吸器肝臓糖尿病貧血神経系の病気をお持ちの方。
アスピリンを服用している方。
妊娠している方。
重度の卵白アレルギー、ゼラチンアレルギー、ゲンタマイシンアレルギー、アルギニンアレルギーの方。
ひどい鼻炎の方。

▼副反応は?

40%の方は接種後3日〜7日まで鼻炎になります。
その他、咽頭痛、発熱、頭痛、きわめて稀にショック、ギランバレー症候群などの報告がありますが、これは国産ワクチンと同様です。

料金は1回8000円です。
接種期間は令和6年10月19日〜12月20日です。
9月1日からネット予約となります。